エンジニアの職業病である指や手首の腱鞘炎は、長時間にわたるタイピングやマウスクリックで、指や手首を酷使するために起こります。
一度炎症を起こすと治るまでに時間を要するので、指や手首に突っ張るなどの違和感をおぼえたら無理をしないことが大切です。
もし、指や手首に違和感をおぼえたら、早めに冷シップを貼るなどの対策と無理せずに仕事を切り上げるといった対応も必要です。すでに痛みが続いている炎症は、お湯で温めで血行を良くすることで症状が改善させるなど、すぐにケアする意識も大切です。
実際にパソコンでの作業は、気づくと3時間、4時間と続けてしまっているということが少なくありません。できれば、1時間に一度は体を動かすなどして血行が良くするとか、指や手を休ませたいところです。これは、エコノミークラス症候群や肩こりの予防にもなるので、忘れずに行うようにしましょう。
モニタの文字を読むとき、テキスト入力の途中で考えているときなどに、キーボードやマウスからいったん手を下ろすだけでも、指や手首を休ませることになります。
また、キーを強く押下するのは、思っている以上に指や手首に負担をかけているので、強いタッチでタイピングする人は、軽いタッチでタイピングするように心がけましょう。
なお、現在使用しているキーボードで、タイピングの方法を改善できないようであれば、新たなキーボードなどを探してみるというのも1つの方法です。その際は、人気のモデルや最新型ということに囚われるのではなく、ストロークや使いやすさなど自分に合ったキーボードの選び方をするようにしましょう。