フリーランスエンジニアが陥りやすい失敗の1つは、新たな知識や新たな技術を得るという努力をおろそかにすることです。エンジニアの世界のトレンドについていけなくなることで、仕事が先細りしていくことが考えられます。
その原因はいろいろありますが、仕事をした分だけ自分の実績となり、評価も収入もアップした現状に満足し、自分のスキルアップをないがしろにしてしまう場合が挙げられます。自分の能力が伴わず、目先のプロジェクトに時間を奪われ、スキルアップのための時間が取る余裕がなくなってしまう場合も原因の1つです。
また、決まった時間に出勤するといった拘束するものがなくなり、生活のリズムが乱れてしまい、自堕落な生活になってしまう場合などが考えられます。
ほかにも、1人で作業することが多くなり、孤独感にさいなまれ、メンタル面での不調をきたしてしまう場合もあるでしょう。
どの場合も、フリーランスエンジニアとしてのスキルが足りないまま、フリーランスになったしまったための失敗です。
このような失敗をしないためには、フリーランスエンジニアになる前に、客観的に自分のエンジニアとしてのスキルや知識を見直し、自分の性格がフリーランスで作業するのに向いているかを考えた方が良いでしょう。クライアントとの打ち合わせや、プロジェクトチーム内でのコミュニケーションに問題がないか、最新のIT技術や業界のトレンドについていくことはできそうかなどを一度きちんと考える必要があります。
冷静にフリーランスエンジニアになった際のことを考えた上で、大丈夫だと判断して独立するのが望ましいです。さもなければ、想定外のことが起きたときに対応できず、フリーランスエンジニアとしての活動が頓挫してしまう懸念があるため、準備を万全に整えて行動に移すと良いでしょう。